白糸の【寒禊ぎ】に行ってきました。

16日(土)長野玉栄寺の報恩講の夜座が終わって一旦帰宅し午後11時過ぎに白糸熊野神社の寒中行事【寒禊ぎ】を見に行ってきました。
この集落に400年以上昔から続く年の瀬の行事(祭典)です。


外気温は3~4℃、11時半頃現地に到着しました。
境内では焚火が辺りを照らす中、観客も集まり始めており報道関係者も数社見えていました。
11時45分にフレ太鼓が叩かれると、禊ぎ参加者が焚火の周りに集まりだし賑やかになり始めました。
 熊野神社で準備した褌100本(昨年から有償販売500円)が全て無くなったとのことなので持参する地元の人達を加えると100名をはるかにオーバーしていたと思います。

17日(日)午前0時を期して本殿で祭典が行われましたが、この時刻になると「オイサッ!オイサッ!」の掛け声が境内に響き渡っていました。
最初に拝殿前で地元関係の年男が祢宜にお祓いを受けながら神社役員から御神酒を戴き3升3合の白米を3個の桶に分けられたものを運ぶ準備で肩に担ぎ上げます。
松明と提灯を先頭に洗米の担ぎ手、これに続いてお祓いを受けお神酒を戴いた禊参加者が次々に「オイサッ!オイサッ!」の掛け声をあげ乍ら白糸集落の中を流れる長野川の支流、川付川の上流(白糸の滝の水が源流です)に設けられた禊場に向かいます。
禊参加者は 禊場の上流で洗米が終わるまでの間、腰までつかり禊ぎをします。
途中から水をかけ合い照明に照らされた水滴と湯気が立ち上るのが勇壮です。
今年は水温が低かったのか洗米を済ませた年男が禊場を上がるより早めに上がる禊者が目につきました。
何年かに一度は褌やタオル、髪の毛が凍ることもありますが今年はそこまでは寒くなかったと思います。
洗米が終わると境内に準備されたカマドで3升3合の米を神殿に供える為の飯炊きが始まります。
カマドの火は竹を使いますが何故普通の薪を使わないのかは分かりません。
例年は炊上ってお供えの準備が出来、それを神社と境内にある観音様にお供えしてからの祭典が終わるまで待機していましたが今年はカマドに火が入るのを確かめてから帰路につきました。

それまでの様子を載せておきます
(神酒拝戴と禊場の動画を後日掲載予定です)

◯焚火  この写真を見る 
◯フレ太鼓(山間の集落の住民に間もなく祭事が始まるので準備をして境内に集まるようにと告げる太鼓です。この日は集落の人達は夕方から親戚や友人・知人を招待して酒食の接待をしているので欠かせない合図でしょう)  この写真を見る 

◯焚火周りの禊ぎ参加者(禊ぎ前)  この写真を見る この写真を見る この写真を見る  
◯祭典(神官・神社役員)  この写真を見る この写真を見る 
◯神酒拝戴(お祓いを受け乍ら頂きます)  この写真を見る  この写真を見る

◯洗い桶に入った新米(1桶に1升1合入っています)  この写真を見る 
 ◯禊場へ向かう(暗くてごめんなさい)  この写真を見る この写真を見る この写真を見る 
◯禊ぎ中  この写真を見る この写真を見る 

◯禊ぎが終わり境内へ  この写真を見る この写真を見る この写真を見る この写真を見る 
◯冷え切った身体に焚火で暖をとる禊ぎ参加者  この写真を見る この写真を見る 
◯洗米を釜へ移す(3升3合)  この写真を見る この写真を見る 
◯水量をチェックする先輩  この写真を見る 
◯水量OKの許しが出てカマドに火を入れる  この写真を見る 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください