白糸の滝は、幅12メートル、落差24メートルの滝で、福岡県指定文化財・名勝地となっています。
流れ落ちる水は、まるで白い糸が寄り集まっているかのように真っ白な色で、豪快なしぶきをあげながら滝周辺を水の霧で覆います。
滝の周囲には、樹齢300年以上といわれる4本の万龍楓(萬龍楓/ばんりゅうかえで ※参照)の自生樹をはじめ、春には桜やツツジ、初夏の紫陽花(アジザイ)、秋には楓の紅葉、冬の椿など四季折々の自然の変化も楽しめます
毎年6月の第2土曜日には「滝開き」が行われ、この時期は「白糸あじさいの会」が約600本の苗を植樹して管理している紫陽花が、滝の周囲を美しく飾り始める頃です。
式典が行われるるほか、竹を割って作った樋を通して滝の冷たい水と共に流れて来るそうめんを味わう夏の風物詩「そうめん流し」や、ヤマメ釣り堀などでも楽しめます。
平成7年に整備された「白糸の滝ふれあいの里」には、玄界灘を望む展望所、水車小屋や四季の茶屋が設置され、訪れる人を迎えてくれます。
有名な「熊野神社の寒みそぎ」は12月の厳寒の中この滝の下流にある みそぎ場 で行われます。
※萬龍楓 追記 昭和35年(1960年)に福岡県の指定する天然記念物・天第39号となった4本の萬龍楓のうち、1本が平成16年(2004年)の台風で根元近くから折損したため、現在は3本となっています。
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◆所在地 福岡県糸島市白糸
◆アクセス
公共交通:JR筑肥線・筑前前原駅下車後=糸島市コミュニティ・バス「白糸の滝行き」終点下車後=徒歩約30分
(バスは約30分乗車。便数が少なく、最終バスも早い時間に終わるので運行時間に注意)
自家用車:県道49号線八反田交差点より県道12号線を南へ5km
◆駐車場 約100台
◆お問い合わせは 糸島市役所 商工観光課 092-323-1111