無関心の方も居ると思いますが、地域の氏神、宇美八幡宮で大麻頒布祭が行われました。
大麻は神宮大麻と氏神の大麻(通常お札と称しています)の二種類であり、夫々を各氏子に頒布するために各氏子総代が神社に集まり祭典を行います。
頂いた大麻は神棚に安置された昨年戴いたものと取り換え、古い大麻は新年参拝の時に神社に持参し焚いて貰います。
頒布祭も通常の祭典と同じ様に、修祓に始まり神饌(今回はお米・酒・魚・海産干物・野菜類・果物・塩)と頒布する大麻を神前に供え、大祓い詞、祝詞を奏上し玉串を奉奠した後、神饌を撤去し、宮司より氏子会長に大麻寄与が行われ、御神酒を戴いて終了です。
○献饌(宇美八幡宮では神饌を奉ると称しています:もう10㎝位高く持ち上げた位置がよい) この写真を見る
○玉串拝礼(貰う人の手元を注視下さい) この写真を見る
○大麻授与(氏子会長が受けた後各氏子総代に氏子数に応じて配布します) この写真を見る
○直会(神酒拝戴:時節柄マイカーで来た人は形だけにしています) この写真を見る
神社参拝時の作法
通常の参拝では、一揖(又は一拝)二拝二拍手一礼(又は一拝)が主流と思います。
揖とは軽く頭を下げる。
礼とは揖より少し深く頭を下げる。
拝は手の平が膝頭を覆う位深く頭を下げる。
起工式や竣工式その他神式の祭典が行われる時、玉串奉納される場合もあると思いますので、簡単に作法を述べましょう。
玉串を頂くときは右手の親指と人差し指、中指を軽く添えて三本の指で玉串の上からつまみ、左手は玉串の下から軽く受け水平に持ちます。
玉串を頂く時は差し出す人が貰う人の前に玉串を差し出してから手を出します。
行事に出席し見苦しいな~と感じるのは、玉串を授ける役の人が渡す準備中にも関わらず手を先に出して受けようとする人が多いことです。(勿論玉串を受ける時、手の添え方も両手を下に添えたり上から鷲掴みと作法を知らない人が多く見受けられます)
通常は授ける人が貰う人の右手側に枝の付け根を左手側に枝先(葉のある方)が来るようにして渡します。
玉串を戴いたら料腕を心持ち縮めて、目の高さで水平に持って玉串台の前に進み一礼をした後、玉串を垂直に立てます。
その後左手を下に擦り下げて、右手に触れる位置まで下げたら水平にし右手を左手の少し上の位置で上から持ち直し時計回りに回して枝の付け根を祭神の方に向けて両手を下から支えた状態で所定の位置に奉納します。
(時計回りに回すと上から抑えた右手は自然と下から支えた形になり、左手が祭神側に右手は自分に近い位置になります)
玉串台に奉納が終わると一礼し一歩下がって、二拝二拍手(神社によっては少し違うのでその神社の慣習に倣って参拝します)し一礼、その後自分の席に戻ります。
この時の足の運びにも作法があります。
祭神の右側から進み中心より右寄りで参拝した場合は左足を後ろに引いて向きを変え右足から前に歩きます。
左側から進んだ場合は逆になります。
今年も残り僅か、新年参拝をされると思います。
参拝方法は既に述べましたが、手水にも心掛けてください。
神社に行くと参拝前に必ず手水を行います。
手水の作法は、柄杓を右手に持ち水を汲みます。(7~8分目位)
汲んだ水で左手を流し清めます。(約1/3ほどで)
次に左手に持ち変えて右手を清めます。(残りの約半分で)
続いて右手に持ち変え左手の平にほんの少し水をたらし口を清めます。
最後に両手で持って自分の方に向けて柄杓を垂直にゆっくり立て残った水で、柄杓の柄に水が伝う様にして持ち手部分を洗い清め元の場所に柄杓を収めます。